五島市議会 > 2017-09-13 >
09月13日-01号

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  1. 五島市議会 2017-09-13
    09月13日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成29年  9月 定例会        平成29年9月五島市議会定例会会期日程表1 会期   9月13日~9月29日(17日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容9月13日水10:00本会議開会、会期決定、諸報告、議案上程説明9月14日木 休会議案研究日9月15日金10:00本会議議案質疑、委員会付託9月16日土 休会休会9月17日日 休会休会9月18日月 休会休会(敬老の日)9月19日火10:00本会議市政一般質問9月20日水10:00本会議市政一般質問、議案上程説明、委員会付託9月21日木 委員会付託案件審査9月22日金 委員会付託案件審査9月23日土 休会休会(秋分の日)9月24日日 休会休会9月25日月 委員会付託案件審査9月26日火 委員会付託案件審査9月27日水 委員会付託案件審査(予算委員会)9月28日木 休会議事整理日(議会運営委員会)9月29日金10:00本会議委員会付託省略案件上程、質疑討論、採決、委員長報告、質疑討論、採決、閉会      平成29年9月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果監査報告6出納検査結果報告(平成29年5月分)平成29913報告監査報告7出納検査結果報告(水道事業会計・平成29年4月分)平成29913報告監査報告8出納検査結果報告(水道事業会計・平成29年5月分)平成29913報告教委報告1教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果報告について平成29913報告  行政調査報告について平成29913報告  所管事項の管内行政調査報告について平成29913報告報告13一般社団法人五島市農林総合開発公社の経営状況について平成29913報告報告14五島風力発電株式会社の経営状況について平成29913報告報告15健全化判断比率及び資金不足比率について平成29913報告報告16平成28年度五島市一般会計継続費精算について平成29913報告監査報告9出納検査結果報告(平成29年6月分)平成29929報告監査報告10出納検査結果報告(水道事業会計・平成29年6月分)平成29929報告監査報告11出納検査結果報告(平成29年7月分)平成29929報告監査報告12出納検査結果報告(水道事業会計・平成29年7月分)平成29929報告議案86五島市税条例の一部改正について平成29929原案可決議案87五島市都市計画税条例の一部改正について平成29929原案可決議案88五島市奨学資金給付条例の制定について平成29929原案可決議案89五島市奨学生審議委員会条例の制定について平成29929原案可決議案90五島市奨学基金条例の一部改正について平成29929原案可決議案91五島市山本二三美術館条例の制定について平成29929原案可決議案92辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について平成29929原案可決議案93辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について平成29929原案可決議案94辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について平成29929原案可決議案95辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について平成29929原案可決議案96辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について平成29929原案可決議案97辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案98辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案99辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案100辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案101辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案102辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案103辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案104辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案105辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案106辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案107辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について平成29929原案可決議案108工事請負契約の変更について平成29929原案可決議案109公有水面埋立てに関する意見について平成29929原案可決議案110五島市教育委員会委員の任命について平成29929同意議案111人権擁護委員の候補者の推薦について平成29929同意議案112平成29年度五島市一般会計補正予算(第2号)平成29929原案可決議案113平成29年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)平成29929原案可決議案114平成29年度五島市大浜財産区特別会計補正予算(第1号)平成29929原案可決議案115平成29年度五島市交通船事業特別会計補正予算(第1号)平成29929原案可決議案116平成29年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)平成29929原案可決議案117平成28年度五島市一般会計歳入歳出決算平成29929閉会中の決算特別委付託議案118平成28年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の文教厚生委付託議案119平成28年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の文教厚生委付託議案120平成28年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の文教厚生委付託議案121平成28年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の文教厚生委付託議案122平成28年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案123平成28年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案124平成28年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案125平成28年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案126平成28年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案127平成28年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案128平成28年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案129平成28年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算平成29929閉会中の総務委付託議案130平成28年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算平成29929閉会中の経済土木委付託議案131損害賠償の額の決定について平成29929原案可決請願2地方財政の充実・強化を求める請願平成29929採択議会議案3地方財政の充実・強化を求める意見書平成29929原案可決議会議案4道路整備事業に係る補助率等のかさ上げ措置の継続及び拡充等に関する意見書平成29929原案可決決議1平成30年度予算編成に関する要望決議平成29929原案可決陳情3「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情平成29929結審陳情4五島市福江陶芸館存続に関する陳情平成29929結審  防災対策の取り組みについての調査研究平成29929閉会中の総務委付託  議員派遣について平成29929派遣◯出席議員(20名)   1番  三浦直人君      11番  神之浦伊佐男君   2番  木口利光君      12番  宗 藤人君   3番  野茂勇司臣君     13番  網本定信君   4番  明石博文君      14番  草野久幸君   5番  野口善朗君      15番  江川美津子君   6番  山田洋子君      16番  橋本憲治君   7番  古川雄一君      17番  相良尚彦君   8番  片峰 亨君      18番  村岡末男君   9番  清川久義君      19番  荒尾正登君  10番  林 睦浩君      20番  谷川 等君-----------------------------------◯欠席議員(0名)◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者 市長        野口市太郎君  富江支所長     小田昌広君 副市長       吉谷清光君   玉之浦支所長    瀬川徳幸君 教育長       藤田清人君   三井楽支所長    白濱寿喜君 総務企画部長    久保 実君   岐宿支所長     中野邦彦君 市民生活部長    川端久章君   奈留支所長     夏井勝幸君 地域振興部長    塩川徳也君   会計管理者     佐々野祐八君 地域振興部理事   山下 登君   監査委員      橋本平馬君 農林水産部長    田端正之君   監査委員事務局長  城山玲子君 建設水道部長    出口秀幸君   農業委員会事務局長 藤原淳一君 消防長       今村威徳君   教育委員会総務課長 蓮本光之君 総務課長兼選挙管理委員会事務局長  再生可能エネルギー推進室長           中村伸雄君             今村 晃君 政策企画課長    大賀義信君   農業振興課長    古川八寿男君 財政課長      山本 強君   水道課長      米山尚志君-----------------------------------◯議会事務局 局長        山田 栄君   議事係長      都々木俊明君 次長        鍋内秀明君   書記        川邊 亮君          平成29年9月13日(水)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3 市政報告について 4 監査報告について 5 教育委員会報告について 6 行政調査報告について 7 所管事項の管内行政調査報告について文教厚生委報告8報告第13号一般社団法人五島市農林総合開発公社の経営状況について 9報告第14号五島風力発電株式会社の経営状況について 10報告第15号健全化判断比率及び資金不足比率について 11報告第16号平成28年度五島市一般会計継続費精算について 12議案第86号五島市税条例の一部改正について上程・説明13議案第87号五島市都市計画税条例の一部改正について同上14議案第88号五島市奨学資金給付条例の制定について同上15議案第89号五島市奨学生審議委員会条例の制定について同上16議案第90号五島市奨学基金条例の一部改正について同上17議案第91号五島市山本二三美術館条例の制定について同上18議案第92号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について同上19議案第93号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について同上20議案第94号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について同上21議案第95号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について同上22議案第96号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について上程・説明23議案第97号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上24議案第98号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上25議案第99号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上26議案第100号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上27議案第101号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上28議案第102号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上29議案第103号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上30議案第104号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上31議案第105号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上32議案第106号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上33議案第107号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について同上34議案第108号工事請負契約の変更について同上35議案第109号公有水面埋立てに関する意見について同上36議案第112号平成29年度五島市一般会計補正予算(第2号)同上37議案第113号平成29年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)同上38議案第114号平成29年度五島市大浜財産区特別会計補正予算(第1号)同上39議案第115号平成29年度五島市交通船事業特別会計補正予算(第1号)同上40議案第116号平成29年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)同上41議案第117号平成28年度五島市一般会計歳入歳出決算同上42議案第118号平成28年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算同上43議案第119号平成28年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算同上44議案第120号平成28年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算同上45議案第121号平成28年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算上程・説明46議案第122号平成28年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算同上47議案第123号平成28年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算同上48議案第124号平成28年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算同上49議案第125号平成28年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算同上50議案第126号平成28年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算同上51議案第127号平成28年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算同上52議案第128号平成28年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算同上53議案第129号平成28年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算同上54議案第130号平成28年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算同上                        =午前10時00分 開会= ○議長(谷川等君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 これより平成29年9月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期を、本日から9月29日までの17日間にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月29日までの17日間と決定いたします。 なお、会期日程はお手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 △日程第2によって、議長報告をいたします。  去る7月14日、全国離島振興市町村議会議長会平成29年度第1回総会が東京都で開催され、出席いたしました。 総会では、会長不在のため、佐渡市の議長である岩崎副会長の挨拶の後、議事に入り、平成28年度の会務報告及び決算を承認、その後、役員の選任を行い、岩崎副会長が新たに会長に選任されました。 引き続き、平成30年度離島の振興に関する要望項目を承認して議事を終了した後、各政党との懇談会が開催されました。6つの政党の代表者に出席いただき、平成30年度離島の振興に関する要望を要請し、御出席の国会議員の方から、要望に関するお考えなど御挨拶を賜り、その後、離島振興等について意見交換を行ったところであります。 次に、7月19日、私、谷川が会長を務める防衛省全国情報施設協議会の総会を東京都において開催し、出席いたしました。 総会では、私の会長挨拶に続き、来賓として、国会議員で組織する防衛省情報施設振興議員連盟会長である細田博之衆議院議員を初め、同議員連盟の今村雅弘衆議院議員、北村茂男衆議院議員、宇都隆史参議院議員などに御臨席を賜り、御挨拶を頂戴したところであります。 その後、同議員連盟の幹事でもある佐藤正久参議院議員から、「最新の国防事情について」と題して講演を受けた後、議事に入りました。 まず、平成28年度の事業報告及び収支決算がそれぞれ承認、認定された後、役員改選を行い、新会長には、石川県輪島市の椿原正洋議長が選任され、私、谷川は副会長に就任、また、本市の荒尾正登議員も相談役に委嘱されております。 その後、平成29年度の運動方針、事業計画及び収支予算が、それぞれ原案どおり可決され、閉会をいたしました。 加えて、引き続いての意見交換会では、同議員連盟の会長である細田博之衆議院議員と御講演をいただいた佐藤正久参議院議員、さらに同議員連盟の事務局長である宇都隆史参議院議員にも再度御出席をいただき、意見交換を行ったところであります。 なお、翌週の7月28日には、私と事務局で輪島市へ出向き、無事引き継ぎを終えたところであります。 次に、8月20日から実施された長崎県市議会議長会主催の行政視察及び同議長会の臨時総会に出席いたしました。今回の行政視察は、まず、沖縄県石垣市では「観光基本計画について」を、また那覇市では「議会改革の取り組み状況について」をそれぞれ視察したところであります。 視察終了後、8月22日には、引き続き雲仙市において、長崎県市議会議長会臨時総会が開催されました。臨時総会では、野口長崎市議会議長の会長挨拶、開催市の大久保議長、そして金澤市長の歓迎挨拶の後、会議に入りました。 まず、事務報告、協議事項等を承認した後、各市提出の22件の議案審議を行い、全て原案どおり採択をいたしました。 その後、九州市議会議長会理事会への長崎県13市共同提出議案の審議を行い、各市提出の議案を「西九州地域の交通網の整備促進について」及び「離島海上高速交通体系の維持について」の2件に集約し、提出することに決定をいたしました。 次に、8月31日、長崎県離島振興市町村議会議長会の第2回臨時総会が五島市で開催され出席をいたしました。 臨時総会では、壱岐市議会の改選により会長が不在となっていることから、副会長である私、谷川の職務代理者としての挨拶に続き、野口市長の歓迎挨拶を受けた後、まず、長崎総合科学大学、松岡和彦准教授から「長崎沿岸地域の地方創生~海洋エネルギーの地産地消による産業創出~」と題して講演があり、その後、会議に入りました。本年2月から8月までの会務報告及び平成28年度歳入歳出決算を了承、承認、また会長職の補欠選任を行い、新たに壱岐市の小金丸議長を会長に選任し閉会をいたしました。 以上で議長の報告を終わりますが、詳細につきましては、事務局に関係書類を準備しておりますので、必要の向きは御参照願います。 △日程第3 市政報告について 市長から市政報告についての発言の申し出があっておりますので、これを許します。 ◎市長(野口市太郎君) (登壇)おはようございます。このたびの九州北部豪雨により甚大な被害がもたらされ、多くのとうとい命が失われました。亡くなられた方々、そして御家族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災され、いまだ避難生活を余儀なくされている多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。 また、被災地で支援活動に尽力されている方々に深く敬意を表しますとともに、皆様の安全と一日も早い復旧復興を心からお祈り申し上げます。 五島市といたしましても、7月5日に発生した豪雨の翌日には、緊急消防援助隊として消防本部の隊員を被災地に派遣し、以降7月25日まで7次にわたり、計28名の隊員が福岡県朝倉市において行方不明者の捜査など各種支援を行いました。 今後とも被災地域の要請に応じ、可能な限り支援してまいりたいと考えております。 さて、本日ここに平成29年9月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御健勝にて御出席を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など、重要案件の御審議をお願いするものでありますが、開会冒頭に当たりまして、市政運営の概要を御報告申し上げます。 国境離島新法について。 7月16日、福江文化会館において、国境離島新法施行感謝の集いを開催しました。 現在、国境離島新法の施行に伴い、航路・航空路運賃の低廉化、輸送コスト支援事業、滞在型観光の促進及び雇用機会拡充事業の4つのメニューを軸に事業を展開しております。 新法の制定から施行に至っては、地元選出の谷川弥一衆議院議員を初め、本県選出国会議員の皆様の並々ならぬ御尽力があってのことであり、特に航路・航空路運賃の低廉化事業では、市民の皆様が直接その恩恵を受けていることから、約1,200名の市民の皆様とともに、感謝の気持ちをお伝えしました。 また、同時に、運賃低廉化について、地元出身者や観光客も対象にしていただきたいと要望を行ったところであります。 議員並びに市民の皆様におかれましては、当日は、大変暑い中、御来場いただきまして、まことにありがとうございました。 航路・航空路運賃の低廉化については、本年4月から航路はJR運賃並みまで、航空路は新幹線運賃並みまで引き下げております。 4月から7月までの4カ月間の航路・航空路の利用実績を昨年度と比較すると、約10%、2万6,000人の増加となり、割引運賃を利用した方は全体の43%になっております。 また、市民に準じて運賃低廉化の適用を受けることができる準住民の取り扱いについて、現在、国と協議を行っています。対象となる方は、五島市民が扶養しており、五島市外に住んでいる18歳以下の児童生徒、移住・定住を目的とした体験移住等のための来島者、離島留学生の保護者などとなっており、現時点では約500名の方を準住民に認定する予定であります。 国との協議が整い次第、対象者へお知らせをし、10月1日から市民と同様の運賃割引を開始したいと考えております。 輸送コスト支援事業については、現在、農畜産品を扱う15事業者、水産品を扱う16事業者の合計31事業者から申請があっております。 6月議会で報告しましたとおり、事業者の補助対象事業費が、当初の予定額を超える申請となっていることから、当面の措置として、補助金の上限額を2,000万円に設定しております。 現在、国へ追加交付の要望を行っており、その交付状況等を見きわめながら、追加の交付決定を行っていきたいと考えております。 また、従来の離島活性化交付金による輸送コスト支援については、農水産物以外の戦略産品4品目について実施しており、現時点では飲料及び製造食品などを取り扱う7事業者から申請があっております。 滞在型観光の促進については、日本遺産などの文化資産を活用した滞在プランについて、7月に旅行会社へ業務委託を行いました。今後専門家を招聘し、地元の観光関係者とワークショップなどを実施する中で、文化資産の魅力を発掘し、旅行商品の企画・開発を進めてまいります。 また、10月からは五島市観光協会において、福江港でのレンタサイクルや鬼岳星空ナイトツアーを実施することとしており、魅力ある体験メニューの商品化に向け取り組んでいます。 雇用機会拡充事業については、8月1日、国の交付金の追加配分があり、創業1件、事業拡大3件を追加して採択し、当初の採択と合わせると41件、雇用予定者数は147名となりました。このうち、雇用された方々は、内定者を含め98名となっております。 また、第2回公募を8月8日から、同月30日まで実施したところ、創業2件、事業拡大7件、計9件の応募があり、審査の結果、採択基準を満たした3件、雇用予定者10名について、国へ追加要望をしました。 今後も、採択の可否にかかわらず、良質な雇用の創出に向け、福江商工会議所、五島市商工会等の関係団体と連携してサポートしてまいります。 世界遺産登録の推進について。 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録推進につきましては、イコモスの現地調査が9月4日からあすにかけて実施されております。 五島市においては、9月10日に久賀島の集落、翌11日に奈留島の江上集落の現地調査が実施されました。 イコモスの現地調査対策として、これまで何度も文化庁を交えての現地協議や、海外専門家を招いてのリハーサルを行い、準備を整えてまいりました。 調査当日におきましても、万全の体制で臨み、資産の保存管理についてしっかりと伝えることができ、イコモス調査員に御理解いただいたものと考えております。 今後とも、来年7月の登録決定の瞬間まで気を緩めることなく、与えられた課題等に対し、文化庁や県、関係自治体と一体となって対応してまいります。 全国和牛能力共進会について。 9月7日から11日まで、宮城県仙台市において第11回全国和牛能力共進会が開催されました。 五島市から唯一の出品となりました下崎山町の中尾喜代弘さんの「みどり号」は、日ごろの飼養管理と改良の成果が実を結び、第2区(若雌1)において、1等賞6席という好成績をおさめられました。中尾さんはことしの3月に農業大学を卒業した若者で、次世代のリーダーとして活躍を期待しているところであります。 また、長年にわたり繁殖牛の生産・販売に尽力された繁殖農家特別表彰も行われ、崎山地区の山口茂明さん、堀里淳一さんの2名が受賞されました。お二人のこれまでの御努力に対し、敬意を表するとともに、今回の受賞を心からお祝い申し上げます。 今後も引き続き、優良繁殖雌牛の導入など生産基盤を強化する取り組みを支援するとともに、肥育牛についても、肥育技術の向上など生産拡大に向けた取り組みを支援してまいります。 物産の振興について。 8月1日から3日まで、5回目となる510列島まつりが、福岡市の博多駅前広場で開催されました。 福岡市で初めての開催ということもあり、五島列島の物産・飲食業者13業者に加え、取り引きのある福岡市内の飲食店や、昨年度、特産品取り扱い協定を締結した大阪府泉佐野市にも出展いただき、3日間で約2万2,000人の方に御来場いただきました。 会場では、住吉神社福江神楽保存会の子供たちによる神楽の舞や、模擬体験ツアーなどを行い、五島のさまざまな魅力を発信してまいりました。 また、9月1日、地域商社の機能を担っている五島市物産振興協会が、博多駅横・博多マルイ1階において、「Camelia GOTTO」を2月末までの期間限定でオープンし、五島産食材を使ったスープうどんなどを販売しております。 五島市産品は、土産品として売られている商品が多く、原価率が合わないなどの理由から、百貨店等で店頭販売できる商品の少なさが課題として上げられております。 今後、消費者の意見を聞きながら、流通に乗せて販売できるヒット商品を開発し、五島ブランドの確立につなげていきたいと考えております。 五島市企業フェスタの開催について。 8月21日、地元企業23社による企業面談会五島市企業フェスタを開催しました。 これは、地元企業の若手人材の確保と学生の地元での就職を促進するため開催したもので、企業の中には、国境離島新法の雇用機会拡充事業の採択事業所も参加し、当日は、およそ60名の方に参加いただきました。求職者と企業側が面談を実施し、そのうち5名が内定されたと伺っております。 今後も継続して開催することで、若者の地元における安定的な雇用の場づくりに努めてまいります。 山本二三美術館の整備について。 武家屋敷の松園邸を活用した山本二三美術館の整備については、五島市総合戦略、第2期五島市教育振興基本計画において重点施策と位置づけ、これまで準備を進めてまいりました。 ふるさと大使であるアニメーション美術監督、山本二三さんの作品の常設展示やすぐれた美術作品を鑑賞できる施設を、平成30年7月の供用開始に向けて整備し、芸術・文化及び観光振興に取り組んでまいります。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 離島教育プログラムの策定について。 現在、五島市では、民泊や体験を組み入れた体験型観光を推進しておりますが、新たに、全国に先駆けて、中長期的に滞在し、本格的な職業体験や民泊により、地域の人と深く触れ合うことができる離島教育プログラムを策定したいと考えております。 今後、短期型、中期型、長期型など複数の離島教育プログラムを策定し、来島される生徒や学生に合うプログラムを提供することにより、交流人口の拡大及び中長期的な移住・定住者の獲得を目指していきたいと考えております。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 大相撲五島場所について。 日本相撲協会の冬巡業が、12月4日に五島市で開催されることが決定しました。 当日は、白鵬関、日馬富士関、稀勢の里関、鶴竜関の4横綱を初め、大関や十両以上の全ての力士、親方、行司、呼び出し、床山、また五島市出身の美登桜など、総勢約270名の相撲関係者が来島する予定です。 五島市では、16年ぶりの開催ということもあり、既に市民の皆様への入場券先行販売が行われるなど、関心が高くなってきております。 地元出身の時津風親方を初め、多くの皆様の御協力により開催が決定されましたので、成功に向け全力で支援してまいります。 市民の皆様におかれましても、ぜひ入場券をお買い求めいただき、当日は巡業名物の初っ切りや、力士同士がぶつかる迫力を間近でごらんいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 夕やけマラソン大会について。 8月26日、第31回五島列島夕やけマラソン大会が開催されました。 恒例である五島の夏の最後を飾るこの大会では、全国から参加いただいた2,864名のランナーが、商店街、緑豊かな田畑、潮風香る海岸沿いのコースを、市民の皆様の応援を背に駆け抜けていきました。 今回も大会前日にウエルカムパーティーを開催し、参加者同士の交流を深めていただいたほか、当日は、これまでの五島牛に加え、新たに五島美豚の試食会を開催し、地元食材のPRも行いました。 この大会は、運営をお手伝いしていただくボランティアの皆様、沿道で応援していただく皆様など、地域一体となったおもてなしにより支えられております。改めて感謝を申し上げたいと存じます。 今後、さらなる参加者の増加による交流人口の拡大及び知名度向上に努めてまいりますので、御支援と御協力のほどよろしくお願いします。 光情報通信網の管理方針の見直しについて。 五島市では、平成16年の合併後、支所地区及び二次離島地区に光情報通信網を整備し、テレビの難視聴対策やインターネットの通信速度の改善など、情報通信基盤の地域格差の解消に努めてまいりました。 一方で、維持管理経費や設備更新に多額の費用がかかることから、現在、管理方針について見直しを行っております。 見直し案としては、地元民間企業に設備一式を譲渡する民間譲渡案、NTTがフレッツ光網を拡大・展開する民設民営案、民間企業に設備一式を貸し出す現状維持案の3つの案で検討しています。今年度中に、市民の皆様や有識者の御意見を参考に、管理方針を決定したいと考えております。 なお、来年3月末で切れる光情報通信網の賃貸借契約については、管理方針の見直しに伴い、1年間延長したいと考えており、放送事業者及び通信事業者と協議をしているところであります。 ORCによる新規路線参入について。 8月23日、ORCは74人乗りの機材を使用して福岡-宮崎線への新規参入及び福江-福岡線へ1便の運航を、10月29日から開始することを発表しました。 これは、ORCが離島航空路線を維持するため、収益路線へ参入することにより、累積赤字の解消を図り、経営改善につなげるための事業であります。 現在、福江-福岡線はANA及びORCがそれぞれ2便ずつ運航しておりますが、10月29日からはANA1便、ORC3便の体制で、これまでの1日4便を維持した形で運航することになります。 今後も引き続き、航空会社など関係機関と連携して、航空路線の維持・存続に努めてまいります。 市役所本庁舎及び支所庁舎の耐震化について。 市役所本庁舎の耐震化については、ことし3月に五島市本庁舎建設基本計画を策定し、現在、基本設計業務に取り組んでいるところであり、完了後には、その概要について市民の皆様にお知らせしたいと考えております。 また、耐震基準を満たしていない各支所庁舎の耐震化については、来年3月をめどに整備計画を策定する予定であり、現在、地域住民を構成員に含めた作業部会を各支所地区に立ち上げ、整備方針の検討を進めているところであります。 今後、住民説明会等を開催し、地域住民の意見を伺いながら、整備計画の策定に取り組んでまいります。 生活環境の整備について。 新たなごみ焼却施設の建設については、7月25日の臨時議会の議決を経て、株式会社プランテックを代表企業とする事業者と、建設工事請負契約及び運営業務委託契約を含む事業契約を締結しました。今後も引き続き、安全で安定的なごみ焼却施設の建設に向けて事業を進めてまいります。 また、本年度の浄化槽設置整備事業費補助金については、昨年度の実績相当の予算を計上しておりましたが、市民の合併浄化槽の普及に対する理解と意欲が高まったことから、予算が不足している状況であります。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 空き家解体の代執行の予定について。 全国的に深刻さを増す空き家問題につきましては、平成27年5月に施行された空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、五島市においても特定空家の指定から順次、指導・勧告を行ってまいりました。これまで法手続による解体が26軒、自主解体が91軒となっております。 今回、命令手続に移行する案件が発生しましたので、行政代執行の実施を予定していることを報告いたします。 対象となる特定空家は、富江町商店街の一画に位置しており、平成25年10月に施行した五島市空き家等の適正管理に関する条例制定のときから指導等を行ってまいりましたが、再三の勧告にもかかわらず、いまだ履行されていない状況にあります。 倒壊の恐れが極めて高く、保安上危険な状態となっており、前面の道路は商店街の多くの通行人が利用し、通学路にもなっていることから、行政代執行法を見据えた手続に着手する予定としております。 本議会に、関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いをいたします。 給付型奨学金の創設について。 給付型奨学金については、これまで五島市総合戦略、第2期五島市教育振興基本計画において重点施策と位置づけ、来年度から本格実施される国の給付型奨学金制度を考慮しながら検討してまいりました。 五島市から世界に羽ばたく有為な人材を育成するため、学業成績が特に優秀な者であって、経済的な理由により修学が困難な者に対して奨学資金を給付し、支援してまいりたいと考えております。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 子供たちの活躍について。 8月4日から開催された九州中学校体育大会に、県大会で個人戦2位以上の入賞者7名が出場しました。 また、8月19日から開催された全国中学校体育大会に、柔道男子個人戦の各階級で優勝した岐宿中学校の窄頭広乃介君、福江中学校の若菜将大君、崎山中学校の野口綱太君の3名が出場し、野口綱太君は見事ベスト16に入りました。 次に、8月18日から横浜市で開催された第17回全国中学校総合文化祭に崎山中学校の生徒20名が出場しました。 郷土芸能であるチャンココの披露や、五島市を紹介する動画を上映するなど、五島市の伝統文化や自然のすばらしさを大いにアピールしてくれました。 なお、来年度は、この全国大会が佐世保市で開催されますが、崎山中学校の出演が決定しておりますので、さらなる活躍を期待しております。 次に、8月21日から沖縄県石垣島で開催された第10回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)に五島市選抜チーム五島バラモンが出場しました。 全国23市町から24チームが参加する中、2度目の優勝を目指していましたが、惜しくも三重県鳥羽選抜チームに敗れました。しかし、その後の交流試合では、参加選手全員が出場し、全国の島々で野球をしている子供たちと交流を深め、帰島しました。 次に、8月26日、27日に松浦市で開催された長崎県少年ソフトボール大会で、福江ドリームスが優勝しました。各地区の予選を勝ち抜いた18チームが参加し、五島市のチームが優勝旗を手にしたのは初めてのことであります。 今後も、子供たちに未来を託すため、できる限りの支援を行い、さまざまな経験ができる環境づくりに努めてまいります。 五島市高校生議会の開催について。 7月21日、五島市高校生議会を開催しました。 市内5つの高校の代表生徒22名が高校生議員となり、谷川 等市議会議長による議事進行のもと、市議会本会議と同様に市政一般質問が行われました。議会では、子育てや社会保障、交通、雇用、商店街の振興、魅力あるまちづくりなど、五島市が抱える問題を取り上げ、さまざまな質問や意見を述べてくれました。また、議会の最後には人口減少問題に係る意見表明が全会一致で可決されました。 この議会において、高校生が地域課題を的確に捉えていることや五島市への愛着の深さを感じることができ、非常にうれしく、そして頼もしく思いました。 今後も、このような高校生議会などを通して、若者に対して市政や市議会の役割について、理解を深める機会を設けていきたいと考えております。 以上で市政報告を終わりますが、本定例会に提案いたします議案は、条例案、補正予算案、その他合わせまして49件となっております。 何とぞ慎重に御審議賜り、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(谷川等君) ただいまの市政報告に対し質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第4 監査報告について 監査委員から、平成29年5月分の一般会計、特別会計出納検査1件、平成29年4月分、5月分の水道事業会計出納検査2件、合計3件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第5 教育委員会報告について 教育委員会から教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第6 行政調査報告について 去る6月定例会において経済土木委員会に閉会中の調査事件として付託しておりました所管事項の行政調査及び派遣議決をいたしました議員の行政調査につきましては、それぞれに調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第7 所管事項の管内行政調査報告について 去る6月定例会において文教厚生委員会に閉会中の調査事件として付託しておりました所管事項の管内行政調査につきましては、調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 理事者におかれましては、文教厚生委員会の指摘要望事項を十分に尊重され、適切に措置されるよう望みます。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎議会事務局長(山田栄君) 朗読いたします。                           29五総第1176号                           平成29年9月13日 五島市議会議長様                         五島市長 野口市太郎             議案の送付について 平成29年9月13日招集の平成29年9月五島市議会定例会に、議案第86号 五島市税条例の一部改正について外48件を別添のとおり送付します。 以上です。 ○議長(谷川等君) △日程第8 報告第13号 一般社団法人五島市農林総合開発公社の経営状況について から △日程第11 報告第16号 平成28年度五島市一般会計継続費精算について まで、以上4件を一括して議題といたします。 報告第13号外3件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中村伸雄君) おはようございます。 ただいま議題となりました報告第13号及び報告第14号について、御説明をいたします。 これらは、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本市が2分の1以上を出資している法人等について、その経営状況を説明する書類を作成し、市議会へ提出する必要があることから、報告いたすものであります。 まず、報告第13号 一般社団法人五島市農林総合開発公社の経営状況について、お手元に配付いたしております別冊報告書の1ページをごらんいただきたいと思います。 公社の概要ですが、五島市における農林業の振興を図るため、農林業の担い手の育成・確保や地域の特徴と資源を活用した産業の振興等を積極的に推進するための諸事業を実施するとともに、地域経済の安定と地域の特性を生かした個性と魅力あるまちづくりを推進し、住民の福祉の増進に寄与することを目的として、平成8年3月29日に設立されており、出捐金9,150万円のうち、五島市が9,000万円を出資しております。 2ページをお開きください。 平成28年度の事業報告でありますが、公社の運営体制の充実に努め、人材育成事業として、計画的な作付体系や関係機関による研修支援により、現在4名の研修生に作物管理等の研修を行っているほか、農地の中間保有機能を活用し、賃借のあっせん及び遊休農地の管理を実施する農地利用集積円滑化事業、地域農業者の経営合理化を支援するための米・麦の刈り取り等を行う農作業受託事業及び研修生への農作物栽培指導の一環としてブロッコリー、キュウリ、レタスなどの契約栽培を中心とした作付を行う地域特産物振興事業を実施しております。 次に、5ページからの収支計算書についてでありますが、収入の部で、法人会計、実施等事業会計及びその他会計の事業活動収入合計額は、2,626万7,625円、支出の部で、収入と同じく法人会計、実施等事業会計及びその他会計の事業活動支出合計額は、2,525万1,168円、当期事業活動収支差額は、101万6,457円の黒字となっております。 平成29年度の事業計画及び予算につきましては、説明を省略させていただきますが、今後とも公社の運営を充実させるため、収益事業の適正管理を行うとともに、経費削減や適正な事務処理に努めることといたしております。 次に、報告第14号 五島風力発電株式会社の経営状況について御説明をいたします。 お手元に配付しております別冊報告書の1ページをお開きください。 まず、会社の概要でありますが、地域資源を利用して新エネルギーの開発を推進し社会に貢献するという経営理念のもとに、風力によって自家発電した電力の販売及びそれに附帯する一切の業務を行うため、平成12年11月15日に設立されており、資本金1,000万円のうち、五島市が510万円を出資しております。 風力発電設置場所は五島市富江町長峰で三菱重工業製MWT-600、2基を設置しております。 販売先につきましては、九州電力株式会社と売電契約を締結しております。 なお、この契約につきましては、平成24年10月に、同社と固定価格買取制度の導入による一部改定契約を締結しており、契約期間は、平成34年7月までとなっております。 この記載内容に説明不足な点がありましたことをおわびいたします。申しわけありませんでした。 次に2ページの平成28年度の主な業務について報告をいたします。 まず、全国的に風況がよくなかったことや経年劣化によるピッチハンチングエラーが頻発したことにより、売上高が前期比320万円の減、経常利益が前期比90万円の減で減収減益となり、当初の計画売上高を下回る結果となりました。 ピッチハンチングエラーについては、今年度中に、ピッチリンク機構の全面的な交換を予定しております。 次に、収支計算について6ページの損益計算書により御説明いたします。 売電収入の営業収益と営業外収益の当期収入合計額は3,631万8,434円、販売費及び一般管理費の営業費用と営業外費用の当期支出合計額は、2,593万3,893円で、収支差し引きは、1,038万4,541円の黒字となっております。 法人税等186万4,158円を差し引いた当期純利益は852万383円となっております。 なお、平成29年度の事業計画及び損益予測につきましては、8ページ及び9ページに詳しく記載しておりますので、説明は省略させていただきますが、今後も地元発電事業者として、再生可能エネルギーの普及及び関連産業の育成に取り組むとともに、関係者、関係団体等と連携し、再生可能エネルギーによる地方創生に寄与していきます。 以上で説明は終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎財政課長(山本強君) 続きまして、報告第15号及び第16号について御説明いたします。 別冊の報告第15号 健全化判断比率及び資金不足比率についての1ページをお開き願います。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、平成28年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について御報告いたします。 一般会計等の赤字の程度を示す実質赤字比率及び一般会計等のほかに、水道事業会計や特別会計などの市の全ての会計を合算して、市全体の赤字の程度を示す連結実質赤字比率は、27年度と同様に赤字がないため、平成28年度決算の数値の記載はありません。 次に、一般会計等の公債費や公債費に準ずる経費を指標化し、公債費等が財政に及ぼす負担を示す実質公債費比率は、平成28年度決算では6.6%となっており、27年度より2.1ポイント改善されています。 次に、一般会計等の公債費や公債費に準ずる経費、職員の退職手当負担見込み額など、将来に支払う可能性のある負担等の残高の程度を現時点で指標化し、将来財政を圧迫する可能性を示す将来負担比率は、平成28年度決算では1.8%となっており、27年度より3.8ポイント改善されています。 次に、公営企業の資金の不足額が、公営企業の料金収入に対してどの程度あるかを示す資金不足比率につきましても、27年度と同様、資金不足がないため数値なしとなっており、いずれの指標につきましても、早期健全化基準、財政再生基準などの基準値を下回っております。 なお、報告につきましては、監査委員の審査に付し、その意見をつけて報告することとなっていることから、監査委員による意見書を別紙のとおり添付いたしております。 次に、報告第16号 平成28年度五島市一般会計継続費精算について、別冊の報告第16号をごらんください。 本案は、岐宿地区統合小学校新校舎建設事業に係る継続年度が終了しましたので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により継続費精算報告書を作成し、報告するものでございます。 2ページをお開きください。 10款教育費2項小学校費、岐宿地区統合小学校新校舎建設事業の全体計画額10億9,694万2,000円に対して、実績では10億9,111万9,680円を平成27年度から平成28年度までの継続年度に支出いたしております。 以上で説明を終わります。 御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) 各案件に対し、一括して質疑を行います。 ◆16番(橋本憲治君) まず、報告第13号 一般社団法人五島市農林総合開発公社の経営状況について質疑を行います。 2点お伺いします。 まず1点目が、7ページ、平成28年度収支計算書の支出の部において、人件費が476万4,749円減額となっております。これは、営農指導員が退職されたことが大きな要因と思われますが、本人が退職願を提出して、計算すると、きょうまで17カ月経過した現在でも、営農指導員の補充がされていません。 研修生の営農指導は本当に大切な業務であります。 これまでどのように確保のために取り組まれてきたのか、その点についてお伺いいたします。 2点目は、12ページ、財産目録、2、固定資産の中で機械装置管理機等では、減価償却されて98万9,674円となっています。機械装置にはコンバイン2台、トラクター3台も含まれていますが、これらは既に耐用年数を2倍以上過ぎて老朽化したコンバインもあります。 ことしの早期米の収穫作業では、うまく機能しなかったという現場での話を伺いました。農作業の受託作業の面積もふえています。修繕費は予算化されていますが、機械の更新についてどのように検討しているのか、説明を求めます。 次に、報告第14号 五島風力発電株式会社の経営状況について、1点お伺いします。 2ページ、平成28年度の業務報告において、本年度中にピッチリンク機構の全面的な交換を予定していますとありますが、この本年度というのは平成28年度を言うのか、平成29年度を言うのか、説明を求めます。
    ◎農林水産部長(田端正之君) お答えをいたします。 1点目の営農指導員という表現で、質問がありましたけども、正確には事務局長が昨年の7月末日をもって退職をされております。この事務局長というのは、営農指導のみならず、公社運営全般の責任者でございます。 退職されましたので、その後任の事務局長を採用すべく公社としましては、ハローワークへ募集をかけたり、あるいは事務局長として適任な人材がいないか、そういった情報等の収集に努めてまいりました。 9月にはハローワークに募集しておりましたので、1名応募がありました。面接をしたわけでございますけれども、知識、経験等が不足しておりましたので、事務局長としての採用は見送ったところでございます。 事務局長は、研修生が一人前になって、営農ができるようになるまでの指導と、先ほど申しましたように、公社の運営能力がある人材でなければなりませんので、今後も引き続いて、例えば農協の営農指導員の経験者、あるいは県の農業改良普及センターのOB等々、そういった情報を収集しながら、確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 農業機械の更新の件でございますけれども、議員おっしゃるように、農林公社の機械、特にトラクター、コンバインにつきましては、導入から相当年数がたっており、非常に老朽化していると、一生懸命担当職員が修繕をしながらやっているという実態もございます。 そういうことで、更新等も随時やっていきたいという気持ちがありまして、補助事業等とかいい財源等がないかというのは、今までも検討してまいりましたけれども、なかなか導入に至っておりません。 そういうことで、今後は公社がどういったあり方がいいのか、例えば今研修等受託作業を行っておりますけれども、平成8年度当時は受託組織はございませんでしたけれども、今現在は民間の受託組織あるいは集落営農組織も立ち上がっておりますので、今後の公社のあり方の検討の中で、この機械の更新も検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◎再生可能エネルギー推進室長(今村晃君) 報告の中にある本年度とあるのは、報告を行った本年度、平成29年度を指すものです。 ◆16番(橋本憲治君) 農林公社の関連ですけども、農業指導、本当にこれは大切です。これまで確保のために努力されてきたということは、理解できますけども、来年4月以降、また確保できないという状況は絶対避けるべきだというふうに考えております。 そういう点においては、私は地域おこし協力隊の活用も含めて検討してもらいたいというふうに、これは要望しておきます。 それと、コンバインやトラクターについてですけれども、この点については、受託作業がふえているという報告が、報告書の中に説明がされています。 農家の方々、特に麦の収穫においては、天候に左右されますし、自分たちの麦を早く刈ってもらいたいと、でないと、質ががくんと1等から3等へと落ちてしまったりする場合があるんです。 そういう点については、農家への補償というのは、考えられるのか、その点について、再度答弁を求めます。 次に、五島風力発電関係ですが、ピッチリンク機構の全面的な交換というのは、平成29年度という説明ですが、これにかかわる予算というのは、どれぐらいなのか、その点についての説明を求めます。 ◎農林水産部長(田端正之君) 今議員おっしゃったように、適期収穫というのは、もう農作物の収穫の基本でございまして、特に麦等については、収穫期間が短こうございます。ですから、その間に修理等でトラブったりしたら、なかなか収穫できないというのが想定されますけれども、あくまでも公社としては申し込みがあった段階で、一応どういった形でいついつ収穫が可能ですよということで、受託を受けるわけでございますので、そういった委託、受託の契約関係の中で、もし万が一できなかったというふうなことになったときには、いろいろな方法を検討する必要があるんですけども、それ以外の組織への案内あるいはほかのコンバインを借りてきてできないかと、そういった部分で対応させていただくことになろうかと思いますので、農家等の補償云々というのは、今のところ発生していませんし、今後もそのようなことはないような形の対応をとっていくということになるんだろうというふうに考えております。 以上でございます。 ◎再生可能エネルギー推進室長(今村晃君) ピッチリンク機構の交換費用については、約200万円になると確認しております。 ○議長(谷川等君) 質疑を終わります。 報告第13号外3件は、これを受けとどめることにいたします。 △日程第12 議案第86号 五島市税条例の一部改正について から △日程第35 議案第109号 公有水面埋立てに関する意見について まで、以上24件を一括して議題といたします。 議案第86号外23件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中村伸雄君) ただいま議題となりました各案件について、提案の趣旨を御説明いたします。 議案表の1ページをお開きください。 まず、議案第86号 五島市税条例の一部改正についてでありますが、本案は、地方税法の一部が改正され、保育施設の固定資産税に係る課税標準の特例措置、いわゆるわがまち特例が導入されたことに伴い、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、保育者の居宅等において行われる保育サービスである家庭的保育事業や、企業が主に従業員の子供のために行う保育事業である企業主導型保育事業などの用に供する家屋等の固定資産税について、わがまち特例として、課税標準の特例割合を条例で定めることとなったことから、子育て支援サービスのより一層の充実を図るため、最大の減額割合となる3分の1と規定するほか、法の改正に伴う文言の整理を行うものであります。 3ページをお開きください。 次に、議案第87号 五島市都市計画税条例の一部改正についてでありますが、本案も地方税法の一部改正により、保育施設の都市計画税に係る課税標準の特例措置として、わがまち特例が導入されたことに伴い、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、企業主導型保育事業の用に供する固定資産に係る都市計画税について、先ほど御説明いたしました市税条例と同様に、その課税標準の特例の割合を3分の1と規定するほか、これに伴う項番号のずれを整理するものであります。 5ページをお開きください。 次に、議案第88号 五島市奨学資金給付条例の制定についてでありますが、本案は、有為な人材を育成することを目的とし、学業成績が特に優秀な者であって、経済的な理由により修学が困難な者に対して学資を給付する奨学資金給付制度を創設するに当たり、その実施について必要な事項を定めるため、提案いたすものであります。 制定の内容でありますが、まず、第1条で条例の趣旨について、第2条で奨学資金の受給資格について、第3条及び第4条で奨学資金の給付額及び給付期間について、それぞれ規定しております。 次に、第5条で奨学生の決定について、第6条及び第7条で奨学資金の給付の停止及び廃止について、第8条で奨学資金の給付を廃止した場合の返還について規定するほか、第9条で委任について規定しております。 7ページをお開きください。 次に、議案第89号 五島市奨学生審議委員会条例の制定についてでありますが、本案は、五島市奨学資金貸与条例に基づき設置する五島市奨学生審議委員会について、その所掌事務を拡大し、奨学資金の貸与または給付に係る審査等を行う機関とすることに伴い、新たに条例を制定する必要があることから、提案いたすものであります。 制定の内容でありますが、まず、第1条で審議会の設置について、第2条でその所掌事務等について規定し、第3条及び第4条で組織及び委員の任期等について、第5条で会長及び副会長の選任等について、第6条で会議について規定するほか、第7条で審議会から市に対する資料請求権について規定しております。 次に、第8条で会長の会議録の作成義務を、第9条で審議会の事務局を教育委員会事務局総務課とすることを規定し、第10条で委任について規定しております。 10ページをお開きください。 次に、議案第90号 五島市奨学基金条例の一部改正についてでありますが、本案は五島市奨学基金を、五島市奨学資金給付条例に基づき給付する奨学資金の財源とすることに関し、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 次に、議案第91号 五島市山本二三美術館条例の制定についてでありますが、本案は郷土出身の画家である山本二三氏の作品等を常設展示する施設として山本二三美術館を開設するに当たり、地方自治法第244条の2の規定に基づき、その設置及び管理に関する事項について、条例で定める必要があることから、提案いたすものであります。 制定の内容でありますが、まず、第1条で条例の趣旨について、第2条で美術館の設置及び位置について、第3条で美術館において行う事業について規定しております。 次に、第4条及び第5条で美術館の開館時間及び休館日について、第6条及び別表で入館料の額について、第7条でその減免について、それぞれ規定をしております。 次に、第8条から第12条までにおいて、入館者等の損害賠償義務や原状回復義務等について規定するほか、第13条及び第14条で指定管理者による管理について、第15条で委任について規定しております。 なお、この条例の適用関係でありますが、附則第1項において平成30年7月1日から施行することとし、附則第2項において条例施行前の準備行為について規定しております。 16ページをお開きください。 次に、議案第92号から議案第96号までの辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定については、一括して御説明いたします。 これらの案につきましては、平蔵辺地、福江地区の松山辺地、田尾・繁敷辺地、浜窄辺地及び河務辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定するものでありますが、計画の策定に当たっては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案いたすものであります。 計画の内容については、それぞれ議案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 なお、総合整備計画の計画期間は、おおむね5年程度とされていることから、平成29年度から平成33年度までの5カ年といたしております。 26ページをお開きください。 次に、議案第97号から議案第107号までの辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について一括して御説明いたします。 これらの案は、福江辺地、三尾野辺地、野々切辺地、富江辺地、玉之浦辺地、濱ノ畔辺地、岳辺地、嵯峨島辺地、中岳南部辺地、西海辺地及び船廻辺地に係る公共的施設の総合整備計画を変更するものでありますが、計画の変更に当たっては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項の規定により議会の議決を経る必要があることから、提案いたすものであります。 なお、計画の内容については、それぞれ議案に記載のとおりとなっておりますので説明は省略させていただきます。 77ページをお開きください。 次に、議案第108号 工事請負契約の変更についてでありますが、本案は、平成28年7月25日に議決いただいた議案第65号 工事請負契約の締結についてを変更するもので、工事請負契約の変更については、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があることから、提案いたすものであります。 本案は、緑丘小学校校舎改築工事に係るもので、校舎等の建設と改修を行っておりますが、今回の変更は建設工事に伴うものが主なものであり、資材を搬入するための揚重機の設置に係る経費、建設発生土の運搬経費、図書室の本棚等の設置経費などが追加されたことに伴い、現在の工事請負金額7億6,028万7,600円に、5,867万4,240円を追加し、8億1,896万1,840円に改めるものであります。 次に、議案第109号 公有水面埋立てに関する意見についてでありますが、本案は、長崎県による公有水面の埋め立て申請に関し、その免許の出願に当たり長崎県知事から意見を求められたため、公有水面埋立法第3条第4項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 なお、埋め立て区域の位置等につきましては、議案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) △日程第36 議案第112号 平成29年度五島市一般会計補正予算(第2号) から △日程第40 議案第116号 平成29年度五島市水道事業会計補正予算(第1号) まで、以上5件を一括して議題といたします。 議案第112号外4件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(山本強君) ただいま議題となりました議案第112号外3件について、御説明申し上げます。 平成29年9月五島市議会定例会予算関係議案、平成29年度補正予算の1ページをお開き願います。 まず、議案第112号 平成29年度五島市一般会計補正予算(第2号)でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億2,415万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を309億5,825万6,000円といたしております。 第2条では、債務負担行為の補正を行っております。 5ページの「第2表 債務負担行為補正」をごらんください。 表に記載のとおり、職員宿舎用住宅借上料外1件を追加しております。 第3条では、地方債の補正を行っております。 6ページの「第3表 地方債補正」をごらんください。 公共土木施設災害復旧事業費を新たに追加し、7ページでは、庁舎整備事業費のほか3件の限度額を変更し、追加変更後の起債限度額を35億1,640万円としております。 補正予算の主なものにつきまして御説明いたします。 10ページをお開き願います。 まず歳入ですが、10款地方特例交付金は、交付額の決定に伴い、18万9,000円を追加しております。 11款地方交付税は、平成29年度普通交付税の交付額が決定いたしましたので、当初予算計上額との差額2,035万7,000円を減額調整しています。 15款国庫支出金は、総額8,821万5,000円を追加しており、その内訳は、6月の集中豪雨により発生した道路、河川の災害復旧費に係る国庫負担金、農水産品輸送コスト支援に係る国境離島新法関連の交付金、浄化槽設置整備事業費、本庁舎整備事業に係る社会資本整備総合交付金をそれぞれ追加しております。 16款県支出金は、総額2,355万7,000円を追加しており、その内訳は、輸送コスト支援のための国境離島新法関連の交付金、浄化槽設置整備事業費、肉用牛パワーアップ事業費を追加しております。 11ページの19款繰入金は、財源調整のための財政調整基金繰入金を1億6,105万4,000円追加しております。 22款市債は、合併処理浄化槽整備及び前島地区の浮き桟橋設置の財源として過疎対策事業債の追加と、道路、河川等の災害復旧に係る公共土木施設災害復旧事業債を追加するほか、本庁舎整備事業の財源として国庫補助金の内示を受けたことによる合併特例債の減額と、臨時財政対策債の発行可能額の確定による減額調整により、合計で2,850万円の減額補正となっております。 次に、12ページからの歳出ですが、まず人件費について、ほぼ全款にわたり調整を行っており、そのうち一般職に係る人件費は、全体で1,775万4,000円を減額しております。4月の人事異動に伴う調整と、新陳代謝が主なものでありますので、以下、各款ごとの説明は省略させていただきます。 2款総務費は1,881万1,000円を追加計上しており、6目企画費で、離島教育プログラム制作業務委託料を追加計上し、13ページの15目庁舎建設費で国庫補助事業の採択による財源組み替えを行っているのが主なものであります。 15ページからの3款民生費は1,961万2,000円の減額で、介護保険事業特別会計への繰出金の減額をしております。 16ページからの4款衛生費は4,624万8,000円を追加計上しており、浄化槽設置整備事業費補助金と、旧奈留町ごみ焼却場除却事業の調査計画委託料の追加が主なものです。 17ページからの6款農林水産業費は7,405万9,000円を追加計上しており、18ページの1項農業費では、農産品と畜産品の移出及び原材料の移入に係る輸送費を支援する国境離島地域維持補助金を調整し、肉用牛パワーアップ事業費補助金を追加しており、2項林業費では林地台帳整備のための測量委託料を追加しております。 19ページの3項水産業費では、福江第1荷さばき所のシャッター改修事業、水産物の輸送費を支援する国境離島地域維持補助金、前島地区の浮き桟橋設置のための県営事業負担金を追加しております。 7款商工費は2,489万7,000円の減額でありますが、求職者人材育成研修委託料、放送コンテンツを活用したインバウンド促進事業に係る広告料を追加しております。 20ページからの8款土木費は1,294万1,000円を追加計上しており、土木総務費では危険な空き家を行政代執行により解体する経費306万1,000円を計上し、住宅管理費では第2丸木住宅の給水設備を改修する経費を計上しています。 22ページからの10款教育費は7,578万3,000円を追加計上しており、準要保護新入学児童生徒に対する新入学用品費の給付単価の増額と、平成30年度新入学予定者に対して前年度末までに支給するための経費、福江中学校管理教室棟外壁改修事業、久賀島地区公民館トイレ改修事業を追加しております。 25ページの11款災害復旧費は、道路7路線、河川8カ所の災害復旧経費を計上しております。 13款諸支出金は、交通船事業特別会計への繰出金を追加しております。 次に46ページをお開き願います。 議案第113号 平成29年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、第1条で、事業勘定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億697万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を58億4,758万円としております。 補正予算の主なものにつきまして御説明いたします。 51ページをお開き願います。 3款国庫支出金95万9,000円、4款支払基金交付金654万1,000円、5款県支出金51万円の追加は、地域支援事業に係る29年度交付額の見込みと28年度分の精算交付による調整を行っているものです。 8款繰入金は、今回の補正予算の財源調整として、一般会計繰入金を27万5,000円、介護給付費準備基金繰入金を627万7,000円それぞれ減額しております。 9款繰越金は、28年度事業における繰越額1億551万5,000円を追加しております。 53ページの歳出では、4月の人事異動に伴う人件費の調整のほか、3款地域支援事業費では生活支援コーディネーターの雇用のための経費を計上し、4款基金積立金では、介護給付費準備基金積立金431万5,000円を追加し、6款諸支出金では、平成28年度事業の確定に伴う国と県への精算返納金1億5万円を計上しております。 次に、58ページをお開き願います。 議案第114号 平成29年度五島市大浜財産区特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ180万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を821万1,000円としております。 61ページをお開き願います。 今回の補正は、大浜財産区管理センターのトイレの改修に係る経費を調整するもので、歳入の2款繰入金で、財源とする基金繰入金を180万9,000円追加し、歳出の1款財産区管理費に同額の工事請負費を計上しております。 次に、62ページをお開き願います。 議案第115号 平成29年度五島市交通船事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ147万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2,229万1,000円としております。 65ページをお開き願います。 今回の補正は、富江-黒島間の運航に係る用船料の追加と、国境離島新法運賃低廉化による財源組み替えを行うもので、歳入の1款交通船事業収入と3款県支出金は、運賃低廉化の調整を行い、4款繰入金は財源調整のため一般会計繰入金を追加し、歳出の1款交通船事業費は、用船料を追加計上しております。 以上で説明を終わります。御審議のほどどうぞよろしくお願いいたします。 ◎水道課長(米山尚志君) 続きまして、議案第116号 平成29年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 別冊になっております平成29年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)の1ページをごらんください。 補正第1号は、人事異動に伴う人件費の調整であります。 まず、第2条におきまして、収益的支出の水道事業費用の既決予定額9億3,767万2,000円に407万2,000円を増額し、水道事業費用の総額を9億4,174万4,000円に改めるものです。 また、第3条におきまして、議会の議決を経なければ流用できない経費のうち、職員給与費の額について、既決予定額1億7,413万4,000円に407万2,000円を増額し、1億7,820万6,000円に改めるものです。 補正の内容につきましては、実施計画明細書に基づきまして御説明いたしますので、13ページをお開きください。 1款水道事業費用1項営業費用2目配水及び給水費と4目総係費の節、給料、手当、法定福利費、法定福利費引当金繰入額は、それぞれ人事異動に伴う人件費を調整しております。 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(谷川等君) △日程第41 議案第117号 平成28年度五島市一般会計歳入歳出決算 から △日程第54 議案第130号 平成28年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算 まで、以上14件を一括して議題といたします。 議案第117号外13件に対する説明を求めます。 ◎市長(野口市太郎君) (登壇)ただいま議題となりました議案第117号外12件の平成28年度五島市一般会計及び特別会計決算の御審議をお願いするに当たりまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。 平成28年度の予算編成に当たりましては、普通交付税の合併算定替の段階的縮減により収入の減額が見込まれる中、歳出全般にわたる徹底した抑制を図ることを基本としながらも、これまで取り組んでまいりました3つの政策目標の実現のための施策について検証するとともに、平成27年12月に策定した五島市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略に掲げている4つの基本目標を達成するための重点事業について、積極的に予算措置を行ったところであります。 その結果、平成28年度の決算状況は、一般会計では、歳入310億8,658万円、歳出297億4,635万円、歳入歳出差し引き13億4,023万円で、このうち、翌年度への繰越財源が3億8,631万円ございますので、これを控除した実質収支は、9億5,392万円の黒字となっております。 特別会計では、国民健康保険事業特別会計外11会計の合計で、歳入146億9,942万円、歳出145億8,478万円、歳入歳出差し引き1億1,464万円となっております。 続きまして、議案第130号 平成28年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算について御説明申し上げます。 消費税抜きの収益的収入及び支出につきましては、収入6億1,839万円、支出5億4,044万円、差し引き7,795万円の黒字決算となっております。 なお、地方公営企業法第32条第2項の規定により、剰余金5,840万円を資本金へ処分することの議決をお願いしております。 次に、資本的収入及び支出につきましては、収入2,217万円、支出3億844万円、収入額が支出額に対して不足する額2億8,627万円は、過年度分損益勘定留保資金2億2,085万円などで補填しております。 以上でございます。(降壇) ○議長(谷川等君) お諮りいたします。 明14日は議案研究のため休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、明14日は休会といたします。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は、9月15日午前10時から開きます。 本日は、これをもって散会いたします。                        =午前11時27分 散会=...